こんにちは!スミヨシと申します!
私は最短最速でFIRE
(Financial Independence Retire Early=経済的自由)を目指し、
日々の活動の記録と、情報発信をしています。
先日こんなツイートをしました。
米国高配当ETFに関して勉強したが、 結論、 ✔米国高配当ETFは今は買わない そんな結論になりました! みんなVYM,HDV,SPYDとか好きだろうけど、 本当に買うべきタイミングで買ってるのかな? この判断に至ったことも後にブログにしよう。
今回の記事では
✔高配当ETFって何?
✔人気のETF,VYM,HDV,SPYDの違いって何?
✔結局高配当ETFは購入した方がいいの?
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
✔高配当ETFの概要とその魅力について
✔VYM,HDV,SPYDの特徴と違い
✔私が高配当ETFを買わない理由3選
今回の記事を書いている私は
経済的自由を目指し、
毎月の生活を抑え、サラリーマン+副業で残ったお金を投資に回し、
資産の最大化をコツコツと行っています。
個別株投資やインデックス投資を含め、
多くの失敗をしてきました。
そこから読書やYouTubeなどで猛烈に勉強し知識を身に付け、
結果、高配当ETFは今は買うべきではないと判断しました。
考えに考えた結果ですが、賛否両論あると思いますので
「こんな考え方もあるんだ」
という視点で見て頂けたら幸いです。
高配当ETFの概要とその魅力について

高配当ETFの概要
その名の通り高配当なETFのことです。
ETF自体の概要はこちらの記事で確認できます。
高配当ETFの魅力
その①:分配金はモチベーションに繋がる!
分配金はみんな大好き、正真正銘の「不労所得」です。
働かずしてお金がお金を生んでくれるのは
投資の醍醐味です。
分配金で
- 旅行に行く
- おいしいものを食べる
- 買いたかったモノを買う
どれにしようと考えてる時間は楽しいですよね。
どんどん投資にお金を回して分配金をもっと多く手に入れようと、
投資に対するやる気も上がります。
※投資の金額を上げようと考えた時にはこちらの記事も確認ください。
わたしは投資信託で配当金も再投資するよう設定していますが、
配当金が無い分、(効率よく資産は増やせていますが)
生活が楽になっている実感はないです。
勘の良い方ならこういった疑問を持つかと思います。
ただし、毎月分配型の投資信託とは高配当ETFは違います。
【理由】
ETFの分配金は、あくまで各社の運用益によるものが
源泉(ちゃんと運用して増えたお金)だからです。
毎月分配型の投資信託はポンジ・スキームの様に
投資家から集めた資金を源泉として分配金に回しています。
その源泉の違いです。(投資家から集めたお金を分割して支払ってるだけ。タコ足配当。)
その②:手数料が安い
投資の大原則は、
「手数料は極力抑える」
ということです。
今回紹介する高配当ETFに関しては、
経費率が0.06%~0.08%と激安です。
悪徳ETFの中には経費率5%なんていう商品もありますから、
長期で見た時にその運用成績に差ができるのは明らかです。
こんなに良い商品を年間0.06%~0.08%で
運用できるのですから、良い時代だと感じます。
その③:分散が効いている
投資の格言に
「卵は1つの籠に盛るな」
というものがあります。
1つの籠に卵を盛ると、落とした時に全ての卵が割れてしまうが、
いくつかの籠に分ければ1つの籠を落としても他の卵は割れなくて済む。
というものです。
特定の金融資産を購入するのではなく、
複数の資産を購入することによってリスクを分散させよ。
という意味です。
その④:圧倒的に楽
その③でも書いたように、株式投資は分散が基本です。
ETFはその商品の中に様々な業種の株式が入っているため、
1つの商品を購入するだけで分散を効かせることができます。
よって、自分で株式を組み合わせてポートフォリオを作る手間が
省けるため、投資家にとっては非常にありがたいです。
その⑤:高配当ETFは米国が断然オススメ!
米国は今後も経済成長が期待できる国であり、株主還元の意識がとても強いためです。
具体的には、
- 連続増配企業が多数存在
- 今後も配当が貰える可能性が高い
- 今後貰える配当の金額が上がる可能性が高い
という理由で米国ETFをオススメしています。
VYM,HDV,SPYDの特徴と違い

米国高配当ETFの中でも特に人気なのが
✔VYM
✔HDV
✔SPYD
です。
この3つのETFは資産運用会社のベスト3
- Vanguard(バンガード)
- BlackRock(ブラックロック)
- STATE STREET(ステートストリート)
という超優良ブランドの商品になります。
(3社合わせると運用総額は1000兆円にものぼります)
なぜこの3つに人気があるのか?
その特徴と違いについて具体的に解説していきます。
【VYM】
Vanguard High Dividend Yield ETFというVanguard(バンガード)の商品になります。
・経費率:0.06%
・配当利回り:3.44%
・構成銘柄数:414
・設定日:2006年11月
セクター別構成比(VYM)

上位銘柄(VYM)

直近5年のチャート(VYM)

構成銘柄上位3セクターは
1.金融
2.生活必需品
3.ヘルスケア
経費率は0.06%と、今回紹介するETFの中でも最安値の経費率です。
構成銘柄数も414と他のETFよりもダントツで多いです(=広く分散が効いている)
ただし、配当利回りは3.44%と他のETFに比べて低めになっています。
しかしその分リスクが十分に抑えられてるという数値でもあります。
財務健全性が強い分、配当利回りが弱くなっているという特徴があります。
【HDV】
iShares Core High Dividend ETFというBlackRock(ブラックロック)の商品になります。
・経費率:0.08%
・配当利回り:4.14%
・構成銘柄数:75
・設定日:2011年3月
セクター別構成比(HDV)

上位銘柄(HDV)

直近5年のチャート(HDV)

構成銘柄上位3セクターは
1.エネルギー
2.ヘルスケア
3.通信
経費率は0.08%と、今回紹介するETFの中でも最高値の経費率ですが、
十分優秀な経費率なので、0.02%程度の差は無視でも良いと思います。
構成銘柄数は75で、VYMより少なく感じますが、十分分散が効いている銘柄数です。
配当利回りは4.14%と、VYMに比べ0.7%程度高い配当利回りとなっています。
財務健全性が弱い分、配当利回りが強くなっているという特徴があります。
【SPYD】
SPDR S TR/S&P 500 HIGH DIVID ETFというSTATE STREET(ステートストリート)の商品になります。
・経費率:0.07%
・配当利回り:7.14%
・構成銘柄数:80
・設定日:2006年11月
セクター別構成比(SPYD)

上位銘柄(SPYD)
構成80銘柄に対し、均等配分にて構成。
(S&P500のうち、高配当利回り上位80銘柄)
直近5年のチャート(SPYD)

構成銘柄上位3セクターは
1.金融
2.不動産
3.エネルギー
経費率は0.07%と、十分。
構成銘柄数は80と十分に分散が効いている。
配当利回りは7.14%と、VYM、HDVに比べてダントツに高い配当利回りと
なっていますが、その分リスクがある商品だといえます。
VYM,HDV,SPYDの比較
VYM | HDV | SPYD | |
経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% |
配当利回り | 3.44% | 4.14% | 7.14% |
構成銘柄数 | 414 | 75 | 80 |
特徴 | 財務健全性(強) 配当利回り(弱) | 財務健全性(弱) 配当利回り(強) | S&P上位80銘柄 |
【直近5年チャートを比較】

オレンジ:VYM
青:HDV
赤:SPYD
コロナショックからの回復から見てわかる通り、
配当利回りが高い(リスクが高い)ETFほど回復が遅れています。
結局買うなら?
私としては高配当ETFはVYM1つで十分だと思います。
しかし、もう少しリスクを取りたい方はHDV+SPYD購入で良いかと思います。
HDV+SPYDを購入する理由はそれぞれセクター構成が違うため、
2つのETFを購入することにより分散を効かせることができるからです。
大きなリスクをとっても構わないという方がいればSPYD1本で購入しても
いいと思いますが、コロナショックの回復を見るとあまりオススメはできません。
私が高配当ETFを買わない理由3選

え?ここまで紹介して購入しないの?
と思われる方がいらっしゃると思いますので、
その理由と共に解説していきたいと思います。
その①:副業に資金を回したい
投資の基本的な考え方は“余剰資金で投資する”です。
私は副業でせどりを行っており、入金に対し、数十パーセントのリターンが返ってくることが多々あります。
まずは副業で入金力を増やしてから高配当ETFへ入金するのが
FIREの正しい道のりだと考えているので、現在はETFを購入していません。
毎月のお小遣いを増やしたい!
という目的の方であれば購入しても良いかと考えています。
要は高配当ETFを購入する前に、
購入する目的を明確にしておくことが重要です。
せどりに関しては記事がありますので、ぜひご覧ください。
その②:買い時を見定めたい
インデックス投資と同じ要領で高配当ETFを購入されてる方がいますが、
あまりオススメはしていません。
理由として、
- インデックス投資は右肩上がりに伸びていく指標に投資するもの
- アクティブ投資になるので、割安の時に大量購入するのが定石
だからです。
インデックス投資とは違い、暴落が来た時に大量に購入すれば
利回りを高くできると考えているからです。
よって、暴落に備えてキャッシュポジションを厚く持つことも重要に
なってきます。
キャッシュポジションに関してはこちらの記事をご覧ください。
その③:もっとインデックス投資へ資金を入れたい
私の目的は“資産の最大化”です。
効率よく資産を最大化するならインデックス投資へ入金した方が
効率が良いのでそちらに入金します。
※
ただし、この考えが極端になりすぎると現在を楽しめずに年を取って
いくだけなので、どこかで暴落が来た時には高配当ETFを大量購入したいと
考えています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
恐らく積み立てNISAだけでは満足できなくなった方が
米国高配当ETFへ挑戦したいと、記事を見て頂いたと思います。
私も配当金は好きなので高配当ETF購入したいのですが、
今では無いと判断しました。
しかし、知識を深めて準備をしておくことでチャンスが来た時に
そのチャンスを掴むことができると考えています。
チャンスの神様には前髪しかないと言いますからね!
(チャンスはすぐに捉えなければいけない。後からは捉えられないという事)
この記事が皆様のお役に立てていたら幸いです。