複利とは”利子にも利子がつくこと”
“複利”に関しては頭ではわかっているが、
その力を感じている人はごく少数ではないでしょうか。
複利は味方にしたら最強
敵にしたらこれほど厄介なヤツはいないです。
アインシュタインも複利の事を
“世界最大の発明”
という名言を残しています。
ちなみに私が複利を敵に回していた時代の記事は
こちらになります。
先日こんなツイートをしました。
その背景を詳しく解説していきます。
複利の力を個人の皆さんでも今すぐに活用できる方法も具体的に
説明していきます。
複利の力を計算してみた

具体的に数値を見た方がわかりやすいと思い、
実際に計算してみました。
手元にある100万円をそのままずっと手元に残しておいた場合、
そのお金は30年後もずっと100万円のままですよね?
この100万円を年利10%で30年間投資に回していたらどんな金額になるでしょうか。
年数 | 元利合計 | 利息 | 実質金利 |
1年目 | 1,100,000 | 100,000 | 10% |
2 | 1,210,000 | 210,000 | 21% |
3 | 1,331,000 | 331,000 | 33.1% |
4 | 1,464,100 | 464,100 | 46.41% |
5 | 1,610,510 | 610,510 | 61.051% |
6 | 1,771,561 | 771,561 | 77.1561% |
7 | 1,948,717 | 948,717 | 94.8717% |
8 | 2,143,589 | 1,143,589 | 114.3589% |
9 | 2,357,948 | 1,357,948 | 135.7948% |
10 | 2,593,742 | 1,593,742 | 159.3742% |
11 | 2,853,117 | 1,853,117 | 185.3117% |
12 | 3,138,428 | 2,138,428 | 213.8428% |
13 | 3,452,271 | 2,452,271 | 245.2271% |
14 | 3,797,498 | 2,797,498 | 279.7498% |
15 | 4,177,248 | 3,177,248 | 317.7248% |
16 | 4,594,973 | 3,594,973 | 359.4973% |
17 | 5,054,470 | 4,054,470 | 405.447% |
18 | 5,559,917 | 4,559,917 | 455.9917% |
19 | 6,115,909 | 5,115,909 | 511.5909% |
20 | 6,727,500 | 5,727,500 | 572.75% |
21 | 7,400,250 | 6,400,250 | 640.025% |
22 | 8,140,275 | 7,140,275 | 714.0275% |
23 | 8,954,302 | 7,954,302 | 795.4302% |
24 | 9,849,733 | 8,849,733 | 884.9733% |
25 | 10,834,706 | 9,834,706 | 983.4706% |
26 | 11,918,177 | 10,918,177 | 1,091.8177% |
27 | 13,109,994 | 12,109,994 | 1,210.9994% |
28 | 14,420,994 | 13,420,994 | 1,342.0994% |
29 | 15,863,093 | 14,863,093 | 1,486.3093% |
30 | 17,449,402 | 16,449,402 | 1,644.9402% |
約1750万円。
100万円が1750万円になります。
元金差し引いて1650万円の差が生まれます。
人類最大の発明なだけあります。
複利計算で覚えておきたい72の法則

この計算を覚えていれば、
自分の資産が倍になるまでの期間を大まかに計算することができます。
72を期待年利率で割ればいいだけです。
72÷10=7.2年
72÷5=14.4年
例1の場合は約7.2年で資産が倍に。
例2の場合は約14.4年で資産が倍になります。
色々な期待年率で計算すればわかりますが、
年利における1%はとても大きな数値となります。
個人が複利の力を享受するには?(積み立てNISAとは?)

色々な方法がありますが、私がオススメするのは
積み立てNISAです。
積み立てNISAのメリットは
- 運用益が非課税
- 少額から始められる
- 自然とドルコスト平均法による投資手法となる
- 国が認めた選りすぐりの商品しか存在しない
です。
詳しく解説していきます。
①運用益が非課税
通常、株の取引には利益の約20%が税金として差し引かれます。
(1000万円利益が出ても、そのうちの200万円が税金として
差し引かれてしまいます)
それが積み立てNISAの場合は非課税となります。
(1000万円利益が出たら、丸々1000万円が手元に残ります。)
②少額から始められる
100円からでも始められます。
- よくわからないから、とりあえず100円から初めて見よう
- 生活の余剰資金が増えてから投資金額を増やそう
- 投資したい商品が増えたら金額を増やそう
そんな判断もできます。
※
ただし、20年間まで。年限度額40万円。という縛りがあるので、
私は積み立てNISAのメリットを最大限に享受するために
最初から商品(ファンド)を決め、年限度額の40万円を投資に回しています。
③自然とドルコスト平均法による投資手法となる
ドルコスト平均法とは?
ドル・コスト平均法とは、価格が日々変わる金融商品を一度に購入するのではなく、一定額ずつ分けて購入することで、平均買付単価を抑える方法です。例えば積立投信などで毎月一定額を積み立てると、価格が高いときには少なく、安いときには多く買い付けるため、毎月一定量(口数)を買う方法よりも、結果的に買付単価が平準化することになります。
価格が変動する金融商品は、たまたま価格が高いときに一気に購入すると、高値づかみをしてしまう可能性があります。また、時間分散によるリスク軽減効果が期待できます。
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/to/J0608.html
要するに、商品は時期によって
価格が高い時期・価格が安い時期があります。
毎月一定金額を購入すると決めていれば、
大きく得することもなく、損することもないので、
買付単価を平均に保つことが狙えるよねという投資手法です。
長期的に安定的に利益を確保したい時に適した投資手法となっています。
積み立てNISAでは仕組みそのものがドルコスト平均法で
構築されているので、意識せずとも最適な投資手法で
商品を購入できます。
④国が認めた選りすぐりの商品(ファンド)しか存在しない
積み立てNISAは「投資信託」または「ETF」にすることになりますが、
世の中にはほとんど投資する価値のない「投資信託」「ETF」で溢れています。
積み立てNISAの商品は、金融庁が定めた一定の条件を満たす
優良な「投資信託」「ETF」しか存在しません。
よって初心者の方でも
優良と認められた商品の中から投資商品を見つけることができます。
積み立てNISAのオススメはS&P500に連動したファンド

世界最高の投資家ウォーレン・バフェットも
自分の妻へ、次の様に発言したことで有名です。
自分の死後は資産の90%をS&P500に連動するインデックスファンドに投資し、残りの10%を債券に投資するように
世界最高の投資家のお墨付きファンドといっても過言ではありません。
実際にデータを元に確認してみましょう。

今回は過去10年間のデータのデータのみですが、
歴史的に見てもここまで見事に右肩上がりなチャートはS&P500のみです。
実際の平均利回りは
✔ 2014~2018(過去5年間)・・・平均利回り8.9%
✔ 2009~2018(過去10年間)・・・平均利回り13.7%
✔ 2004~2018(過去15年間)・・・平均利回り9.1%
勿論利回りが低い年やマイナスの年もありますが、
長期の目線で見ればほとんどがプラスです。
どの年の15年間を切り取ってもプラスになっている。
というのは有名な話です。
積み立てNISAを購入するなら楽天証券がオススメ

ネット証券(銀行は手数料が高い)であればどこでも大差はないのですが、
私は断然楽天証券をオススメします。
理由として
- クレジットカード決済ができる
- SPUが上がる
- 楽天銀行のメリットを享受できる
です。
詳しく解説していきます。
①クレジットカード決済ができる(楽天ポイントが貯まる)
クレジットカードで決済ができ、その決済金額に応じてポイントが貰えます。
さらに、そのポイントを使って投資信託を購入することができます
(毎月5万円の限度額が設定されています)
クレジットカード決済は他の証券会社でもできるよ!
という意見もあると思いますが、
楽天ポイントはそのポイントの還元のしやすさに
最大のメリットがあります。
楽天市場で好きな商品を購入するでも良いし、
街中の楽天ポイントが使用できるお店で使用してもいいですよね。
②SPUが上がる
楽天証券と楽天銀行を開くことによって
楽天市場でのSPUが上がります。
SPUとは?
SPUとはスーパーポイントアッププログラム(Super Point Up Program)の略です。
このSPUが高いほど楽天市場でお得にお買い物ができます。
実際には、楽天証券と楽天銀行を開くことによって
楽天市場でのお買い物が通常よりさらに1%分ポイントが付きます。
③楽天銀行のメリットを享受できる
おそらく楽天証券と同時に楽天銀行を開く事になると思いますが、
他の銀行が年利0.01%の所を
楽天銀行も年利0.1%と、他の銀行に比べて10倍の金利が付きます。
まとめ
複利の偉大さを理解して頂けましたでしょうか?
今回の記事で
現代で複利の力を最大限利用するための最善策も提供したつもりです。
みなさんも複利の力を味方につけ、
将来の自分を少しでも経済的に自由にしてあげましょう!