こんにちは!スミヨシと申します!
私は最短最速でFIRE
(Financial Independence Retire Early=経済的自由)を目指し、
日々の活動の記録と、情報発信をしています。
先日こんなツイートをしました。
運用金額で見たら、 全世界株に比べてS&P500のファンド運用額の方がはるかに大きいのか ちょっと意外だったな。 私はS&P500のファンド購入しているが、 勿論そのリスクについても理解している みんな理解しているのかな? ブログにしてみるか
今回の記事では、
S&P500に投資していればほとんど勝てるんじゃないの?
S&P500に弱点はあるの?
勝てる可能性を上げるにはどうしたらいいの?
✔S&P500に投資していればほとんど勝てるんじゃないの?
✔S&P500に弱点はあるの?
✔勝てる可能性を上げるにはどうしたらいいの?
こういった疑問に答えていきます。
本記事の内容
✔S&P500に投資していても勝てないケース
✔S&P500の弱点
✔S&P500に投資する人が持ちたい投資スタンス
この記事を書いている私はFIRE(経済的自由)を目指し、
ブログ、本、動画からノウハウを圧倒的にインプットし、
取り入れられる情報は取り入れて、ベースの知識は構築されていると
自負しています。
ただし行動(アウトプット)に移してからのノウハウや情報、感じることは
“目指している者”にしか発信できないと思っています。
FIRE(経済的自由)を達成するには稼いだお金で資産を買って、
不労所得を手に入れなければなりません。
その1つが株式で、少額ですがコツコツと投資しています。
投資を始める前にありとあらゆる本を読みましたが、
大筋書いてあることは全て一緒でした。
そうやって下準備の時間があり、リスクとリターンを理解したうえで
S&P500に投資することを決めました。
投資家の中には
「人気があるから」
「〇〇さんが良いと言っていたから」
「あのウォーレン・バフェットも勧めていたから」
と、リスクについてあまり考えずに購入されている方もいるかと思います。
そんな方にS&P500についてのリスクを伝えたい。
リスクを理解している人は再認識の意味も込めて
読んで頂けたらと思います。
積立NISAでS&P500を100%で購入したら、
1年間でどうなったか記事にしています。
よろしかったらご覧ください。
S&P500に投資していても勝てないケース

その①:アメリカの経済が発展していかない
勿論ですが、アメリアの経済が発展していかない限り
株価は上がっていきません。
今後数十年アメリカの経済は止まったままという未来も
無いわけではありません。
現在絶好調の株式ですが、
実体経済と株価の乖離が問題視されており、
コロナウィルス対策でお金を刷りまくって、
行き場のないお金が株式へ流れてバブルの様に株価が膨れ上がっている
という噂もあります。
バブルがはじけたら、経済が回復するまでに
何十年かを要するかもしれません。
このケースの様に、何らかの理由で
アメリカ経済の成長がストップした場合、
S&P500に投資をしていても勝てません。
その②:為替リスクの影響が大きくなる
まずはこのグラフをご確認ください。

青色のチャート・・・S&P500指数
緑色のチャート・・・為替を考慮したS&P500指数
かなり値動きが激しいことがわかりますし、
買い時によっては数年間プラスにならない時期もあります。
1ドル80円の時に購入するのと
1ドル100円の時に購入するのでは20%もの差が出てきます。
高値掴みをしてしまい、中々プラスに転じず売ってしまうという
ケースも考えられます。
流石にこの差を考慮するなとは言えないので、
日本に住む我々は為替リスクも頭の中に入れておかなければなりません。
その③:出口戦略を間違える
恐らくS&P500を購入する人のほとんどは
ドルコスト平均法でコツコツとインデックス投資をしている人が
多いかと思いますが、この投資法は
入り口が簡単で出口が非常に難しいです。
指数自体が右肩上がりだったとしても
暴落のタイミングで狼狽売りしてしまったら損益になってしまう
可能性があります。
または円高の際に売ってしまったとしても同じことが言えます。
売るタイミングがわからず、大金を抱えたまま使い切れずに
死んでしまうという可能性もあります。
「これだったら投資に回さずにドンドン使えばよかったー」
なんてことにならない様に
目標金額を決めておくと出口戦略に役立ちます。
S&P500の弱点

その①:他の先進国や新興国の成長を享受できない
アメリカ以外の国が大きく成長する世の中になったら、
「もっと他の国にも投資しておけば良かったー」
なんて日が来るかもしれません。
S&P500を購入する人は
足を引っ張りそうなアメリカ以外の国を捨てて
利益を最大限享受しようとしているので当然の話です。
今まではアメリカ1強で経済は進んできたと思いますが、
未来もそうなるかはわからないので、
リスクとリターンは表裏一体という事を肝に銘じておきましょう。
その②:上位銘柄がほとんどIT銘柄

今のS&P500がここまで成績が良いのは、
IT企業のGAFAMの成績が良いことが理由に挙げられます。
逆に言えばこのGAFAMの成績が悪くなった時に
S&P500の指数の成績も悪くなると言えます。
つまり、アメリカの代表的な500社に分散投資ができているように
見えますが、実際は
IT企業の成績を大きく受けてしまうような構成となっています。
歴史からもわかるように、繁栄するものは必ず衰退もしてきたので
いつの日かS&P500の成績が悪くなる日が来るかもしれません。
その③:毎年プラスとは限らない
長期で見たら年利4%~7%で増え続けているのですが、
1年単位で見てみると+10%以上の年もあれば、
-10%以上の年もあります。
+10%の成績を収めた後に、
「もっとS&P500に投資しよう!」
と、入金を上げたら、たちまち資産がマイナスに転落
なんてこともあります。
1年ごとの成績で判断するのではなく、
10年、20年と長期目線で投資を続けていくのが大事です。
S&P500に投資する人が持ちたい投資スタンス

その①:長期投資
投資は短期的に結果を残そうとするとギャンブルになりがちです。
特に個人投資家の我々がプロの投資家に勝とうなんて
考えない方が良いです。
S&P500の過去の実績として、
どのタイミングで投資を始めたとしても、
15年以上保有していたらプラスになっていた。
というのが知られているかと思います。
でも裏を返せば15年以上保持していなければマイナスになっていた
時期もあったという事です。
今後もアメリカが成長し続けて必ずプラスになるという保証は
ありませんが、経済は成長し続けるというベースの考え方を持ち、
鬼ホールドできれば勝てる確率はグンと上がります。
長期投資の場合は必ずどこかのタイミングで暴落を味わう事に
なると思いますが、決して狼狽売りをせず
ジッと株価が回復するのを待ちましょう。
その②:底値を狙わず、コツコツとインデックス投資
S&P500で投資している人のほとんどが
ドルコスト平均法でインデックス投資をしていると思いますが、
中には
- 底値を狙って一気に購入
- 今は株価が高いから購入できない
と考えている方がいます。
しかし、
動かすお金が小さいので投資初期の株価は出口時の評価金額に
あまり影響しません。
例を出して説明します。
【投資初期のころ】
100株買いたいけど1株100円じゃ高いから、
1株80円の時に買った方がいいかな?で悩んでいるとします。
その差額は2000円なので、2000円得するか損するかで悩んでいるのと同じです。
【出口付近】
10000株持ってるけど、いつ売ろう。
1株980円=980万円の時?いや、1株1000円=1000万円で売った方が
得だろう!
と、同じ20円差の株価なのに
・投資初期は2000円の差
・出口付近は20万円の差
が生まれます。
コレは出口付近の方が動かす金額が大きくなるので、
株価が損益に与える影響が大きくなるということです。
つまり、始める時期はいつでも良いのです。
むしろ気を付けたいのは出口付近の株価なので、
購入時の株価はそんなに気にする必要はありません。
その③:大きく勝とうとしない
株式への投資において、
リスクとリターンは表裏一体です。
+20%になる年があったら、-20%になる年もあるという事です。
今後あまりにも経済が不安定で、株式ではリスクを取りすぎてしまう場合、
債券を購入するなどしてバランスを取らなければなりません。
今S&P500の成績が良いからドンドン資金を入れていった場合、
どこかで痛い目を見ることになります。
大きく勝ちたいのであれば、個別株への集中投資をした方が
良いですが、ほとんどの人は失敗に終わるのであまり
オススメしていません。
長期で見て、5%前後で収まってくれれば良い
くらいの気持ちでいましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最強に思えるS&P500も、過去の成績が良かっただけで、
未来の成績はどうなるかわかりません。
ただし、今株式投資をやる上でアメリカを選択肢に入れない
という手は中々難しいかと思います。
どんな投信商品も妄信せず、リスクとリターンを理解した上で
投資をしましょう。
この記事が皆様のお役に立てていたら幸いです。